HOME / JOURNAL

JOURNAL — じゅんこの部屋

脳科学を学んで、一番変わったのは知識じゃなかった。

対話を通じて相手の強みと可能性に気づく女性|Wup JOURNAL

自分を知ると、自分の見え方が少し変わる

「脳科学を学んでいます」と話すと、

「難しそうですね」

と言われることがあります。

確かに「脳科学」と聞くと、脳の仕組みや難しい専門用語を勉強する学問、というイメージがあるかもしれません。

私も学び始めた頃は、「脳についての知識が増えていく」というイメージを持っていました。

もちろん、知識は増えました。

でも今、振り返ってみると。

私にとって一番大きかった変化は、そこではなかったんです。

変わったのは、

「自分を見る視点」でした。

脳を知ることは、自分を知ることでもあった

脳について学ぶようになってから、

「私は、なぜ今こう考えたんだろう?」

「今、私の脳はどう反応しているんだろう?」

そんなふうに、自分自身を見ることが増えました。

何かが起きたときに、ただ反応するだけではなく、

「あ、今の私、こう考えたんだ」

と、ほんの少し離れたところから自分を見るような感覚です。

もちろん、いつもそんなに冷静でいられるわけではありません(笑)。

でも、

「私はこういう人だから」

だけで終わらなくなりました。

「私はこういう人だから」の、その先へ

自分の考え方には、自分なりのクセがあります。

そして、強みもあります。

それを知ると、

「だから私はダメなんだ」

でも、

「これが私なんだから仕方ない」

でもなく、

「私はこう考えやすいんだな」

と見ることができる。

すると、その先に、

「じゃあ、別の見方もあるかもしれない」

「今回は違う選択をしてみようかな」

という余白が生まれます。

自分を知るって、自分を決めつけるためではなくて、むしろ選択肢を増やすことなのかもしれません。

人を見るときにも、変化がありました

脳について学ぶようになって変わったことのひとつが、人の話を聞くときの自分です。

私にとっては、それほど重要に感じないことでも、相手にとっては、とても大切なことがあります。

そんなとき、今はまず、

「そうなんだ。この人にとって、これは大事なんだ」

と受け止めるようになりました。

そこで、すぐに「いい・悪い」を決めなくてもいい。

私にとっての大切なものと、その人にとっての大切なものは、違っていていいんですよね。

「私はそう思わない」

ということと、

「この人にとっては大切なんだ」

ということは、同時にあっていい。

そう考えられるようになってから、人を見るときにも、

「この人は、どうしてそう考えるんだろう?」

「何を大切にしているんだろう?」

と、その人自身を見ることが増えたように思います。

それが「人の可能性を見る」ことにつながっていった

自分のことを、

「こういう人」

と一つの枠に入れなくなったように、人のことも一つの見方だけで決めつけたくない。

その人には、どんな強みがあるんだろう。

まだ本人が気づいていないものはないだろうか。

別の見方をしたら、違う可能性が見えてこないだろうか。

そんなふうに人を見ることが、今の私の仕事にもつながっています。

振り返ってみると、

脳について学ぶことから始まったのに、いつの間にか私は、

「人の可能性」

を見るようになっていました。

これは、学び始めた頃には想像していなかった変化です。

自分を知ることは、自分で選べること

脳科学を学んだからといって、「正しい自分」になれるわけではありません。

何でも冷静に判断できるようになるわけでもありません。

私だって、まだまだ自分の脳を観察中です(笑)。

でも、自分の考え方のクセや強み、反応の仕方を少し知ることで、

「私はこういう人だから」

で終わるのではなく、

「じゃあ、私はどうしたい?」

と考えられるようになる。

私は、そこに脳を学ぶ面白さがあると思っています。

自分を知ることは、

自分の人生を、自分で選ぶことにつながっていく。

だから私は今、脳についての知識そのものだけではなく、

「脳を知ることで、自分の見え方が変わる面白さ」

を人に伝えたいと思っています。

あなたの場合は、どうでしょう。

もし自分の脳を少し知ったら、

今までとは違う「自分」が見えてくるかもしれません。

そして、その先に、

「じゃあ、これから私はどうしたい?」

という新しい選択肢が見つかるかもしれません。